友好願望



写真は仙台近郊(南部)から望む蔵王連峰です。

生憎デジカメを持ち合わせていなかったので、画質が悪いですが携帯でパチリ。

青空に映える白い山脈の美しいこと・・・。

「蔵王連峰」は、私にとっての日本版ヒマラヤ山脈です。

因みに「蔵王」というネーミングの由来は、奈良の吉野山に古来から伝わる「蔵王権現」という神秘的な神仏(私から見れば"山の精霊"の権化)にあやかって付けられた呼称です。

まぁ、そういう話は良いとして・・・



先日、市内のあるスーパーで驚くようなパンを発見しました。

その名も、「クロパン」。黒糖を使った丸いパンで、中には白いクリームが入っていました。

何十年も前から市内で製造されていたそうですが、初めて知りました。





幼少時に親しんだ物語に、「ちびくろサンボ」という名作絵本がありました。

「ぐるぐる走り回るトラが溶けてバターになった・・・」というシュールな描写も大好きでした。

それが人種差別問題に触れて廃刊になった時は、非常に残念だったものです。

近年、改訂されて再版されましたが、やはりオリジナル版の良さは薄らいだように感じます。

また私は、「カルピス」の初代トレードマークが大好きでした。

それも差別問題を配慮され、お蔵入りに・・・。



菓子や絵本などは、主に子供達の為にあるわけですが、殆どの子供達はこれら黒人をモチーフにした作品を愛し、深い親しみを持っていたはず。

奇跡的に現在も製造されている、この「クロパン」を初めて見た息子と娘は、声を揃えて「かわいいー!」と歓喜しましたが、これが実態なのではないでしょうか。(いや…ウチはちょっと特殊?)



また、私が子供の頃大好きだったTV番組に「世界の子供たち」という番組がありました。

その影響で、小学校の図書館にある世界各国の生活習慣やルーツが子供向けに書かれた事典を眺めては、異文化の人々の暮らしに心を馳せたものでした。



異文化を知ると、自国の文化やルーツも深く知りたくなるもの…。

私の場合は、自分の周りにはどうして同じ黒髪・同じ肌色の人間しか居ないのか、子供ながら窮屈に感じ、それが発端で中学時代にはNY移住願望がピークを迎えたわけですが…(笑)

かたや、自分の生まれた日本の民俗学的ルーツへの関心は今も尽きません。



ともあれ幼少期の私は、雑多な人種が共存している世界に憧れ、関わりたいと大真面目に思っていたのですが、海外へ行ったら帰ってこないと確信した両親の猛反対によって叶いませんでした。

無論、多民族の現場には根深いテーマが多々あるのも事実ですが…。

いずれにしても、子供の友好願望は、大人の綺麗事に比べたら遥かにピュアで平和的です。



子供の頃の方が、今より頭が良かったような気がする…と感じる大人が意外に多いのは、

情報社会や理屈に蝕まれることなく、物事の捉え方や感性が真っ直ぐだったからなのでしょう。

そんなわけで、子供の本能や感性は、大人の歪んだ理屈に優る気がしている今日この頃です。
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2 Comments

ゲスト様  

No title

AUTHOR:世之介EMAIL:URL:http://www.yonosuke.comIP:219.167.110.155DATE:01/23/2007 16:32:44あれってどこかのわけわかおばさんがヒステリックに始めた運動だったみたいですね。なぜ「ちびくろサンボ」が黒人差別なのか、わたしにはわかりません。「ちび」って可愛いものの愛称でしょう。くろは単に肌の色。ちっちゃくて可愛い黒人の子供サンボの大冒険物語です。大好きでした。結果として、過剰反応した放送・出版・製品メーカーの愚かさが際立つ事件だったと私は思っています。どこぞの同和を悪用したさぼり公務員事件にも同じ臭いがしますね。くさいものにはふた。ながいものにはまかれろ。そういう社会規範を作った人たちが言う「美しい国」ってどんな国。

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

ゲスト様  

No title

AUTHOR:峰レアEMAIL:URL:IP:219.125.148.203DATE:01/23/2007 22:28:40世之介さま、全く仰る通りだと思います。矛盾を、あたかも正義の様に見せてしまう社会規範ほど、滑稽かつ恐ろしいものは無いですね。特に学校教育では、感じることの多い今日この頃です。

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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