スローな時代

最近、気温30度で「涼しい!」と言えるようになりました・・・。

さて、昨日は娘の9歳の誕生日。

9年前の夏、仙台は冷夏で、妊婦だった私はとても助かったのを覚えています。

当時、仙台市の桜ヶ丘に住んでいた私は、母校の傍の某病院で出産。陣痛が弱く、促進剤を服用した結果、苦しみもがいて出産しました。陣痛促進剤、あれは辛かったなぁ・・・。

他の赤ちゃん達に比べて体格が大きかった娘は、ホニャ~ホニャ~と泣く新生児の中で一人だけ、猛獣の赤子のような野太いハスキーボイスで泣くため、泣き声だけで私の娘だと判別できたほど・・・(笑)

かたや、11歳になった息子は今だ女の子のように穏やかな声で、電話ではいちいち確認しないと分からないほど声が似ている双子のような兄妹です。



夏休みともなると、学校の友達と付き合うスタンスも微妙に変わり、色んなお誘いを受けることもしばしば。

そんな中で成長していく平成の子供達・・・。



昭和50年代、東北の田舎でワイルド極まりない子供時代を過ごした私からすると、現代の子供達の遊びは、犯罪多発の世相が影響しているせいか、いつも管理せざるをえないような、複雑な閉塞感を感じます。



「子供達だけで堤防へ行ってはいけません。」

昔は、年齢もバラバラな子供達で遊び、自然を冒険するのが当たり前。

ちょっと危ない目に遭っても、そこから遊びの加減を体得して行くのが子供本来の姿でした。

仲間に付いて来る小さい子に配慮するのは年長者の常識。

勉強の成績よりも、日常の善悪や遊びの加減を的確に判断できる子の方が、本当の意味で「利口」と見なされました。今でもそうですが。



一昔前と比べようのないほど進化しすぎた文明に晒され、方向感覚を失いつつあるのが現代の病み。

便利さを優先したツケを払うのが、これからの親の課題。



スローライフ・・・

昔は生活そのものが、スローライフでした。



昭和50年代の夏休み・・・。奥松島にある母の実家に長期滞在するのが小学生の頃の楽しみでした。

朝ご飯が済むと、離れの蔵に忍び込み、沢山の蔵書の中から小泉八雲の物語を探し出し、奇怪な世界を飽きるまで堪能するのが密かな楽しみ。



読書と空想に飽きると、従兄弟達と森の中の秘密基地に潜り込み、水で冷やしたサイダーを飲みながら読んだ怪しげな漫画本。



風に揺れる木の葉の音。今や珍しい山椒カジカの鳴き声。ヒグラシ、あぶら蝉、群生する蛙たちの歌。

見上げても、てっぺんが見えないくらい高い木々、空を旋回する鷹、鷲、隼。

その遠くに浮かぶ真っ白い入道雲・・・・。



人間など自然のほんの一部に過ぎないと思いながら、スローな子供時代を過ごしていました。
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2 Comments

ゲスト様  

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AUTHOR:principessaEMAIL:URL:IP:202.32.173.2DATE:08/15/2007 10:10:25<色:#000099>ほう!私も娘ちゃんと同じように、他の赤ちゃんと比べて、かなりの低音で泣いていたので、おかんもレアさんと同じように、見ないでも泣き声で、あ、あの子泣いてるわー。と簡単に分かったそうですわ^^;レアさん、お母さんなんですよねえ。。。すごいなあ{パチパチ}

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

ゲスト様  

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AUTHOR:峰レアEMAIL:URL:http://minerea.com/IP:218.112.89.19DATE:08/17/2007 19:04:28principessaさん、猛暑お見舞い申し上げます!確かに貴女様もステキな低音voiceですよね~。やっぱり赤ちゃんの時の声質は、大人になってからの声を推測できるのかしらん。>レアさん、お母さんなんですよねえ。。。はい、一応。声の太い娘と、声の細い息子の母です。ちょっと産み違えたかな・・・(笑)

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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