男女の縁

前々回の「人の縁」の続編を書こうとしていますが、我が家のリビングに歴代の大横綱(不知火など)の浮世絵カレンダーを飾ったばかりに、話の比喩が恐ろしくジャパネスクになりましたのでご了承ください。

宿命だろうと、運命だろうと、赤い糸だろうと、腐れ縁だろうと、
男女の縁ほど、魂を成長させる糧はありません。
男女の縁は、人生という紐で結われた「縄」のようです。
その縄も多種多様です・・・
細く長く続く「縄-rope」のような縁。
互いの人生が寄り添うように連なる「注連縄(しめなわ)」のような太い縁。

概して人は、注連縄のような(究極の)男女に惹かれるものです。
人は誰しも、運命の人に出会いたいと願うもの。
運命の人=結婚相手と捉えられやすいものです。
しかし、注連縄のような縁=結婚の御縁と言えないケースも間々あります。
確かにその縁は固く太く、容易く切れませんが、状況によっては他の縁を弾いてしまう存在にもなり得るのです。

注連縄のように運命的な縁。
その影響力の強さは、他の出逢いを凡庸に感じさせるほど強力な磁力を放ちます。
つまりは、注連縄のような縁は、その人の魂の成長度合によっては、他の縁を遮ってしまう「結界」にもなりかねないのです。
そんな結界から生まれる様々な葛藤は、人の魂をしなやかにもするわけですが・・。

注連縄のような縁は、唯一無二の存在性を持つだけに、一度結われれば生涯に渡って容易に解かれないものですが、注連縄そのものが結界という役割を担うものだけに、他のライトな縁と比較すれば深い葛藤を生む存在となりえます。
要するに、注連縄のような男女は、ある意味すべてを超越した縁なのです。
良縁・悪縁などを越えた注連縄縁(笑)に出逢うと、人生観にも変化が表れます。
何を良しとするか、その基軸が強くしなやかになる成熟期間に入ります。

男女に限らず、人生に於ける人の縁は、多種多様な「縄」が繋がり合い、張り巡らされた「網(ネットワーク)」のような世界。その網の目のバランスで、人生の様々な出来事をすくい上げることが出来ることが、縁の恩恵というもの・・・。
細くとも長くしなやかに続く縁と、太く固く続く注連縄のような縁。
中には多少の摩擦で擦り切れてしまう薄い縁もありますが、一見地味でも 強靭でしなやかな縁は、人生に幾つあっても損はありません。
その様な男女のしなやかな縁が紡ぎだす網目(ハーモニー)こそ
人生最大の醍醐味=究極のBLUESなのかも知れません。

そして、注連縄のような「魂の縁」は、人生への授かり物のようなもの。
その相手は善悪を越えた「御神体」とでも言いますでしょうか・・・(笑)
注連縄縁にも、生れ立ての注連縄から、ビンテージな注連縄まで多様です。
しかし、どこか神聖に感じる御縁には、善悪を越えた意義があります。
それらを受け入れ、かつ全ての縁の「バランス」を保つだけの「度量」を持った時
人は 本当の大人になるのかも知れませんね。

私のリーディング用語には様々な比喩形態が多いのですが、この「注連縄」やら「御神体」やら、究極のジャパネスク用語ほどユーモラスな喩えはないですね・・・。
このユーモアが通じるゲスト様が非常に多いことが、日頃の私の誇りであったりします。
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5 Comments

RUMIKO  

No title

(笑)読みながらレアさんの注連縄グルーヴにまかれました。自分にとっては非常にわかりやすく勉強になりやした!しかし以前、鑑定中に「ハニワにたとえると~」「縄文土器でゆうと」的な例えの時は 自分も引き出しがなく アタフタした覚えがあります(笑) はー面白い(笑)

2008/01/13 (Sun) 14:28 | EDIT | REPLY |   

principessa  

No title

レアさんらしい文章ですねー!面白い。
男女の話はまだか、まだかと首を長くして待っておりました。
注連縄って書くんですね!知りませんでした^^;

私の注連縄の縁は・・・あれとこれかな・・・などと当てはめて考えて何度も文章を噛み締めてみました(笑)
神聖さを感じると言うならば、間違いなく、あれとこれだといえる自分がいました^^v

あ、今年もどうぞ宜しくです!

2008/01/14 (Mon) 23:47 | EDIT | REPLY |   

峰レア  

No title

RUMIKOさん
「注連縄グルーヴ」!ナイスネーミングありがとうございます(笑)
森羅万象を日本固有のものに例えると、何故にこんなに楽しいのか(自分が一番楽しんでいるわけですが)、ジャパネスク症候群でしょうか。
リーディングで、縄文風な比喩を繰り出すのは自重したいと思います。
メールなどだとカモフラージュできますが、直の会話になると私の本性が出るようで・・・相済みません!

principessaさん
こちらこそ、本年もよろしくお願い申し上げます!
お察しのように、「注連縄縁」の話は、男女論(?)への軽いジャブ(序章)のようなものですが、人生の夢と希望を微かに残しつつ書いてみました。
女も齢を重ねれば、腰の辺りに注連縄が勲章のように幾つか下がっているものですね。
ともあれ、注連縄の縁は、闘いの勲章でもありますね(笑)

2008/01/16 (Wed) 13:28 | EDIT | REPLY |   

モンスターゼロ  

No title

なにやらスゴイ展開になっているご様子?!

いわゆる”縁がなかった”とか”赤い糸で結ばれている”と言う
世界がありますが、ワタシなんぞ”縁がなかった”で本が一冊
書けそうな自分史でございます(笑)

赤い糸が2本だろうと3本だろうと、切れる時には切れる。
切れた時、縁がなかったと考えがちですがドッコイ!”腐れ縁”
がこの後続くと言うこともありますね。

要は、”縁の形態”なのでしょうね?!
洒落ではありませんが「円の中の縁」もあれば、「円の外の縁」
もあるのでしょうか?!

円の中なら、波風も立たず立ったとしても少ない被害で済む。
大きな被害になり、湾内から外海に放り出されるような勢いなら
「円の外」になるのでしょう。

でも、「円の外」から・・・・≒ある一定の距離を保つことを前提
とした上での”縁”も成立すると思います。

好き嫌い、合う合わないと言った自分の価値観をベースにした
感情ではなく気がついたら関わっている、関係があると言った
”縁”も存在しますよね。

潜在的縁とでも言いましょうか?そういった世界もあります。

次元の低さを認識しつつ記しますが、よく大恋愛に失敗した
人が、その後瞬く間に違う相手と結婚してしまうと言うケース
を耳にします。その場合数年後には×マークが付いてしまう
流れと言うのも耳にします。ワタシの周りにも何人かおります。
ワタシを含め・・・・・・・・・・・・!(笑)

縁のある無しや赤い糸はなにも男女の世界に限ったことでは
ありませんね。公私を越えた部分で同性でもあると言えるで
しょう。

一度きりの人生です。
誰もが良縁、太い糸を望むでしょう。
ただし、それは一方的にこちらが望んだだけでは成立しま
せん。望む方も望まれる方もお互いの協力や意思疎通等
の条件が整わなければ上手くはいかないものだと思います。
その辺りが、理屈でなく分析も不可能なくらいの感情なり
気持ちが高まった時(説明できないなにか)が、注連縄の
世界の入口に繋がるのでしょうか?!




2008/01/16 (Wed) 16:24 | EDIT | REPLY |   

峰レア  

No title

モンスターゼロさま
仰る通り・・男女の縁は(双方の)限りなく近い理解があってこそ成り立つものですね。
あえて相撲を喩えにしたのは、「一人相撲」という単語が、定番的恋愛模様を如実に表していることもあってなのですが(笑)
人生、何事も成功よりも失敗から得るものの方が大きかったりしますが、序盤にいきなり注連縄の縁のようなものを例えに出して、更に第2弾3弾と書きたい(補足が必要な)衝動に駆られています。

円の内・外の縁も在り・・とは巧い例えですね。
まさに土俵の内と外の縁・・に通じますね。
因みに、どこまでも相撲用語にこだわるのは、ただの照れ隠しです・・・。

縁というのは、それ自体で完結しているように見えて、
実際は絶えず変化と成長を繰り返すことをひっくるめて縁(まさに回転する円)のようなものですね。

2008/01/19 (Sat) 20:52 | EDIT | REPLY |   

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