男女の海溝

『男女の縁』の回の注連縄話は軽いジャブでしたが、徐々にフットワークを作ってボディに連打…出来るか分かりませんが頑張ります。屋台でおでんを肴に一杯やりながら呟いているオヤジを思い浮かべながら読んで頂いて結構です。

「親心、子知らず」に違わず、「男心、女知らず」。またその逆も然りです。
オヤジ魂を宿した私としては、両者の心を少なからずは理解しているつもり。

男女間を盛り上げるのも盛り下げるのも、ロマンと現実が絶妙に入り乱れた、美しい幻想の賜物です。
仮に、男女の心が縄のように一本に結われているように見えても、よくよく見れば二本の紐に分かれているように、男女が決定的に一心同体になることは稀有なものと(通常は)思っておくべきかも知れません。
スピリチュアル系御用達用語「ソウルメイト」の場合でも同じです。

どんなに引き合う男女にも、決して交わることのない海溝を感じるはず。
実は、それが究極のロマン。
その鉄則としては、絶対に「向こう岸に跳んではならない」。
(跳んだら最後、男も女も究極のオヤジと化します)。

男と女では、絶対的に成り立ちが違うからこそ生じる様々な葛藤。それを想いに任せて分解し解明しようとするのは、一度分解したら最後、歯車が噛み合わなくなる時計を扱うようなものかも知れません。
噛み合わない歯車。それこそ、哀愁漂う「一人相撲」です。

一般的に女性は、恋をするとそれが思考の中核に来る傾向があり、男性の心のヒダを心ゆくまで解き明かそうとします。
男性は、そうされるのを、基本的に嫌がります・・・。
女性も同じかも知れません。

成人ともなれば、心に秘めていたい境界の扉の一つや二つあって当たり前。
それを解き明かそうとしないのが、男女の暗黙のマナー。
仮に釈然としないものを感じても、その核心を問い詰めたりするのはタブーです。
見えない(見せない)心のヒダの裏側を見たいと必死に追い掛ければ、それを追い掛けてクルクル回るだけの堂々巡りに至るまでです。

そんな男女間のやるせない部分には、
さり気ない思い遣りと憂いを込めた微笑みを返すのが得策。
恋の楽しさも辛さも味わいたいならば、男女海溝の向こう岸に跳ぼうとするのはキケンです。
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3 Comments

モンスターゼロ  

No title

今回もなかなかに哲学的なお話で読み応えのある内容です!
素晴らしい!
レア様のひねりを効かせた比喩には敬服至極です。

>一般的に女性は、恋をするとそれが思考の中核に来る傾向があり、男性の>心のヒダを心ゆくまで解き明かそうとします。
>男性は、そうされるのを、基本的に嫌がります・・・。
>女性も同じかも知れません。

まさしく!女性も同じだと思います。
特に昨今は女性の心のヒダを解き明かしたいヤローズの多いこと!
女性の方が男っぽく、男性の方が女性っぽい!?最もこの傾向はワタシが十代の時もありましたし、おそらくそれ以前にもあったでしょうね。
男には「女々しい」なる言葉がありますが、女性だと何になるのでしょう?
「雄々しい」、「猛々しい」??男らしいではないし・・・・・・・・・・・・・
有史以前より男性が有している「支配欲」「征服欲」が、「マザコン」なる天敵ともいえるウィルスによる一種の免疫力低下がそうさせるのでしょうか?(笑)

>成人ともなれば、心に秘めていたい境界の扉の一つや二つあって当たり前。それを解き明かそうとしないのが、男女の暗黙のマナー。
仮に釈然としないものを感じても、その核心を問い詰めたりするのはタブーです。

ナイス!しかし成人=20歳と言うのは考えた方がよろしいのではないでしょうかね?成人=30歳?くらいかも(笑)
いいですね、暗黙のマナー。暗黙により互いが相手に迷惑をかけない形で進んでいくなら最高です!
核心を問い詰めないことこそ核心!と確信できるのが大人の男女の世界では?

>そんな男女間のやるせない部分には、さり気ない思い遣りと憂いを込めた微笑みを返すのが得策。

笑って済ませることが多いほど大人。またそう思わせる術を心得ているのも大人!てことは、このワタクシ永遠に大人になれないのかも?(爆)

>恋の楽しさも辛さも味わいたいならば、男女海溝の向こう岸に跳ぼうとするのはキケンです。

向こう岸がどうなっているのか??それを想像することが楽しいのだと思います。なんでも自分の欲するままに行動するのは、野生動物と同じ。
神様は人間をそういう風には作っていないはずですよね?!
もっとも、のべくまくなし想像しながらバスや電車の中でもニタニタしているのは余計ですが・・・・(笑)





2008/01/22 (Tue) 14:14 | EDIT | REPLY |   

峰レア  

No title

そうですね!ここで言う成人はイメージ的には30才以上ですね。
実際には20代でも充分に大人な方々もいらっしゃいますので断定は難しいですが・・・

>核心を問い詰めないことこそ核心!と確信できるのが大人の男女の世界では?

この素晴らしいスタンスですよね。
更には、相手の空気(心の温度)を常に把握し、対処できる・・・。
これさえ出来れば素晴らしいですよね。

ただ、時には「マナーを壊す」サプライズのようなものを起こし、
結果的に絆を確認できたりするケースもあるのが男女ですね。
絆を確認したくて、マナーを壊す男女が意外に多いですから・・。

それが功を奏すのならば、少年少女のようなピュアな魂も不滅であるべきか・・・と思うワタクシでありました。
節操の無い純真さは諸刃ですけども。

そんな「諸刃でも切れない縁」が、本当に深い縁かと思います。
でも、実はそれが、究極の「腐れ縁」である可能性は高いのですが(汗)

しかし、腐れ縁・・なんていう言葉、誰が言い出したんでしょうか・・・
ただ、食べ物には腐ったら食べられないものが殆どですが、
中には発酵させてこそ味の出る食べ物もあるので、
後者のような腐れパターンは、「円熟縁」とでも言ってみるべきでしょうか・・・。

2008/01/25 (Fri) 08:52 | EDIT | REPLY |   

モンスターゼロ  

No title

腐れ縁!!
生臭いながらも、実にディープで底知れぬ世界です。
要は、ケンカしようが何しようが常に気になる存在と言うことなのでしょうね!
そこには性別は無関係ですし。

>ただ、食べ物には腐ったら食べられないものが殆どですが、
>中には発酵させてこそ味の出る食べ物もあるので、
>後者のような腐れパターンは、「円熟縁」とでも言ってみるべきでしょうか。

正に、パクりたくなるほどの名言!
発酵させ、熟成させてこそ「腐れ縁」でしょう!(笑)
「円熟縁」とはよくぞ!と言いたくなる世界です。
漬物で言えば「古漬」、ワインで言えばバリバリのヴィンテージなので
しょうか?
ただし酸いも甘いも・・・・・・・・・・・が当てはまるのは古漬もヴィンテージも
全てではないでしょうが。


>それが功を奏すのならば、少年少女のようなピュアな魂も不滅であるべき>か・・・と思うワタクシでありました。
>節操の無い純真さは諸刃ですけども。

まさにSOULFREAKとはどういう人間か?!の答えそのものかも知れません。大人になっても”やんちゃ心”を忘れない人こそSOULFREAK!







2008/01/28 (Mon) 15:16 | EDIT | REPLY |   

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