S・マイヤーズの『Plumeria』

『Plumeria』 Steven Meyers

近ごろ憤慨ネタが続いていたので、一息いれます。
以前までは、リーディングルームの入口に『観世流水柄の友禅』を渋く飾っていたのですが、お香など部屋の匂いが正絹に付かないよう、ポスターに変更しました。

Steven Meyersの『プルメリア』という作品に一目惚れして購入したのが先月のこと。
初めて見た時は絵なのかと思ったら、実はX線で撮影した作品と知り、妙に感動しました。
つまり、花のレントゲン写真・・・なのです。

『スティーヴン・マイヤーズ』
写真家であり放射線学科学技術者。X線レントゲン写真を使った手法で、木々などの繊細なディテールと美しい描写を用いて独特の世界観を表現するアーティスト。

私は個人的に、蓮やプルメリアなど、アジアンテイストな花々が好きです。
部屋の入口の象の暖簾に始まり、部屋の奥にある Baliの木彫り人形。
ことごとく「エスニックな茶色」に包まれた空間に、せめて「花」を添えるつもりで見染めたのが、この『プルメリア』のレントゲン写真でした。
南国風の濃厚な(クドイ)空気に満ちた部屋の中で、「透けるほど(実際に透けてる)美しい花」の写真。
(この作品がもっと洗練された部屋に相応しいのは痛いほど分かってますとも!)

X線の奥に写された花々は凛として、驚くほど神秘的な生命力を感じさせます。
植物本来の骨格、自然の生み出した奇跡的な形状と、その繊細な美しさに惚れました。
この『プルメリア』はマイヤーズの作品の中でもソフトなオーラを放っていますが、他の作品は非常にクールで超然としており、胸が熱くなるほど感動的なものが多数。
なんとも素敵なアーティストです。

アズポスターに沢山の作品が揃っています。
●az-poster 『スティーヴン・マイヤーズ』
●STEVEN MEYERS Official Website(英文)
『Radiographs of Nature fine art x-ray photography』


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