Joeが「ジョー」を観る

息子の名前は、かつて都内のボクシングジムに在籍していた主人が、ほぼ強制的に命名した。男が生まれたら「ジョー(丈)」・・・。それ以外の候補は全く無かった。
12歳になったJoeは、子供ながらに自分の名前の由来が気になっていたらしく、
普段は滅多にアニメやドラマにハマらない彼が、「あしたのジョー」を観ている。
それも、かなり熱心に。

教育上、一応「あしたのジョー2」から見せているけれど、
丁度今は、ホセと因縁の対峙をする辺りを見ているところ。
どうも息子は、「カーロス・リベラのその後」がとても気になっているらしい。
「ジョーはカーロスに再会できるの?」と盛んに訊ねて来る。

しかし、カーロスとの再会は、ドラマの中でも非常に衝撃的で遣る瀬無いシーン・・・。
重度のパンチドランカーで、自分の名前も言えなくなっているカーロスに大きなショックを受けるジョー。
きっと、Joeもショックを受けるに違いない・・・。

あの有名なラストシーン・・・リングの隅で燃え尽きているジョーの姿を見て、
息子は何を想うだろう。
力石やカーロス・リベラの存在が、ジョーの運命を導いていく。
自分との闘いに命を懸けたライバル達に、どこまでも深い敬意を持ちながら、まるで彼らの魂と共に生きているように見えるジョーの生き様は、年を重ねてから観るほど一層の深みを感じさせる・・・。

こういう主人公の名を付けられたことを、息子はどう想うだろう・・・。
私も10数年振りに見たけれど、こんな骨太の作品には二度と逢えないだろう。
魂の本当の重みを感じさせる、不朽の名作。

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2 Comments

モンスターゼロ  

No title

なんと!ご子息のお名前が丈クンと言うのですね?!
すごい!!
ご主人もボクサーを志しておられた様で、これまたスゴイですね!

小生が小学校の5年くらいに最初にテレビ放映されたと記憶しております。
もちろん、少年マガジンでの連載はそれより以前であり愛読させていただいて
おりました。

>私も10数年振りに見たけれど、こんな骨太の作品には二度と逢えないだろう。
>魂の本当の重みを感じさせる、不朽の名作。
仰せの通り!
物語の設定だけを言えば、よりスケールの大きな世界はあるものの。読み終わった
あるいは観終わった後に考えさせられる点では、この作品に勝るものはないでしょう。

原作者の梶原一騎というj方は、ご本人が未経験なスポーツも平気且つ豪快に題材
に取り上げられる方らしく、逆にそれが他に類を見ない内容に昇華するのではないか
と考えています。「柔道一直線」など典型ですね。

ご子息が現在おいくつかは分かりませんが、多感な時期や後の人生に影響を与える
年齢時には最高・最適な題材の1つだと思います。

まさしく、学校では教えてくれない世界でしょうね。
でも本当はこういう世界(価値観)こそ学校が先頭きって教えなければいけないことでは
ないのかと感じます。


2008/06/30 (Mon) 12:05 | EDIT | REPLY |   

峰レア  

No title

ゼロさまは少年マガジンの連載で読まれてるんですね!うらやましい!
話は脱線しますが、想うに、少年誌に描かれる漫画は後に殆どが単行本になりますが、
私は、雑誌連載中にリアルタイムでストーリーを読む、あの感覚が大好きなんです・・・。
その対象が少年雑誌というのも、どうかと思いますが・・・。

>でも本当はこういう世界(価値観)こそ学校が先頭きって教えなければいけないことでは
ないのかと感じます。
まったく同感です。
学校も、もしかすると家族すらも越えて、一人の人間としての自分の心に
ガツンと来る、 とてつもなく根源的で大事なものが描かれてますよね。
人との絆が希薄な時代には、宝だと思いながら観ました。

息子は12歳ですが、ラストの死闘を見終わった後、しばらく黙っていました・・・。
「あしたのジョー」は、色んな偶然から生まれたストーリーもあったようですが、
何度観ても、見甲斐のある(ありすぎる)作品ですね。

2008/07/03 (Thu) 14:47 | EDIT | REPLY |   

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