飛鳥の蘇



古代、飛鳥の里には既にチーズが存在していた…。

奈良をこよなく愛する私が、以前から大変惹かれていた食べ物の一つが、この古代チーズ「蘇(そ)」です。

まず、そのネーミングからして超素朴で超簡素。

私は幼い頃から奈良の名産品「柿の葉ずし」が大好きで、機会があればいつでも食べたいほど(酒の肴には最高です)の人間。

その柿の葉ずしを上回るほど気になっていたのがコレ。



「蘇」は、中央アジアからシルクロードを渡り、飛鳥時代には渡来人を通じて その製法が飛鳥地方に伝わっていたと考えられる日本初のチーズを再現した濃縮乳製品です。

当時の宴に振舞われたり、栄養を必要とした高級官人や貴族達などの口にしか入らなかったとされる、幻の高級食料「蘇」…。

初めて存在を知った日から惹かれていた「蘇」と、本日めでたく対面しました☆



まず予想を遥かに下回る小ささに驚くのもつかの間、その味は期待以上に濃厚で素朴な甘みを含んだ美味チーズでした。

モッチリ・ネッチリしていて、まったく余計な甘味の無い、嫌味の無い無添加の古代の姿のままのチーズ。

製法は、絞りたての生乳を焦がさぬように数時間かけて薄茶色に煮詰め、型に入れて固めただけだそうです。

古代の首都・飛鳥の都にあった「蘇」は、庶民が口にすることは夢のまた夢だったようですが、これが通販を伝って簡単に食することが出来る現代の文明…。

大変ありがたい反面、こんな珍味は現地へ飛ばなければ絶対食べられないとされても良いかも知れない…と、喜びながらイカるという複雑な心理になりつつも、その懐かしいような味に深く感動したのでした。

因みに、この「蘇」は80gで1000円です。


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1 Comments

ゲスト様  

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AUTHOR:こまどりEMAIL:URL:IP:220.147.219.79DATE:05/13/2006 11:07:14 私も「蘇」には興味があったのですが、まさか通販で購入できるとは。びっくりしました。ちなみに私も柿の葉ずしを毎日食べたい人間の一人です。

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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