シンプルな魔法

Pierre=Joseph Redoute
今年のカレンダーは、昨年とは全く違った雰囲気。
ベルギー人画家「ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ」の、ボタニカル・アート(植物画)。
薔薇の原種『オールドローズ』ばかりが描かれたカレンダーなのです。
ルドゥーテは、フランス宮殿内の数多くのバラや植物を精密に描いた画家。
それがあまりに精密な植物図譜なので、植物学的にも貴重な資料とされているのだそうです。

それが本当に精密。絵というより、学術的研究のための描かれたのかと思うほど細かい。
私がカッコつけて、ウチの焙煎珈琲のブレンドに名付けた『ロサ・ガリカ』の絵も何枚かありました。
原種は、、、実に奥が深いですね。

シンプルなものほど、研ぎ澄まされて、洗練されていて、うつくしい。
オールドローズは、殆ど棘がない。

音楽も、ルーツが心地よく感じるのは、極めてシンプルで、それでいて奥が深いからかも。
ここ一か月ほど、環境音楽のように "Robert Johnson"を掛けっ放し。すでに空気の一部。

ルーツに触れると、人の魂は癒される。
一見シンプルなのに、それでいて必要なものが全て凝縮している。

人のココロの奥も、実は至ってシンプルなはず。

たとえば女性なら、「 愛されたい 」 「 幸せになりたい 」 「 子どもが欲しい 」 など、
日頃、こういうシンプルな想いが淘汰されて、心の中に浸透していくと、
不思議と、その願いが叶うようになる。

大切なのは、ピュアな想いを取り囲んでいる〈疑念〉を払うだけ。

自分がそうなれるワケ無い・・とか、勝手な尺度で自分を計らず、
ただただ、そうなりたい・・と想う自分に素直に生きていくと、
人は、ちゃんと相応しい方向へ導かれていくもの。。。
どんなプロセスを経ても、その人に授けられた贈り物は沢山あるはず。

だから、シンプルな想いを大切に、自分に素直に_は、喜びが見つかる究極の魔法かも。
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