デトックスの歌

矢野顕子さんのアルバム『オーエス オーエス』が発売されたのは、私が高1の時(1984年)。
小学校の入学式に参列するお母さんみたいな装いの、インパクト大のジャケット。
当時の私が初めて自分の小遣いで買ったアッコさんのアルバムです。

その年(翌年かな)、ツアー『ブローチ』の仙台公演があり、友達と二人で観に行きました。
ツアーメンバーはピアニストの高橋悠治さんと、ゲストの坂本龍一さん二名だけ。
ステージには蝶々の羽の様にグランドピアノが二台向き合っているだけで、完全なアンプラグド。
今思い出しても、かなり貴重なライヴでした。

こないだ久々にこのアルバムを聴いたんです。
イイ意味で、すごく衝撃的でした。

小娘だった当時の私には掴みきれていなかった深い部分が、ストレートに入って来て、
眼から汗が溢れたんですね。
まるで、何かがデトックスされるような、不思議な感動。

そう言えば、あの時のライヴも年齢層が高かった。
・・・そういう事だったんですね。

私は何事も無理強いしない性格ですが、こちらのライヴ映像('94年 福岡)の『ラーメンたべたい』は、ただただ素晴らしいです。

≪追記≫
この曲も遠からず、日常的なラーメンによる、煮え切らない想いの『忘却』
あるいは『滅却』、あるいは其処からの『切り返し』、もしくは『共生』に繋がろうとしていますが、
原曲は女心を表す歌詞がもっと続くにも関わらず、このライヴでの後半部分の怒涛のピアノが
全ての感情を歌詞以上に雄弁に語っていて圧倒されます。

『 友達に、なれたらいいのに。。』

http://www.youtube.com/watch?v=gRgpeMhey6c
坂本さんが(アッコさんと離婚後)、糸井さんとの対談で
アッコさんへのメッセージを求められ
長く重い沈黙の末に、たった一言
「・・・友達に、なろうよ。」と呟き、
『ラーメンたべたい』の歌詞を知っている糸井さんが歓喜するくだりがあります。

坂本さんは『オーエス オーエス』発売当時から色んな場所で何度となく、
アッコさんの『ラーメンたべたい』を絶賛していたっけ。。

そんなこんなも重なってヒジョーに感慨深い、この名曲。
・・・なんで今日は、こんな生々しい話を書きたいんでしょう・・(笑)

ともかく、、、
当時リアルタイムで彼らの音楽を聴いて育った方々は、
いい大人になった今こそ、改めて聴いてみることをお勧めします。


矢野顕子 【 オーエス オーエス 】
1. おもちゃのチャチャチャ
2. HI,HI,HI
3. きょうのわたくし
4. HIGHLAND
5. SIMON SMITH AND THE AMAZING DANCING BEAR
6. ラーメンたべたい
7. 素顔
8. 終りの季節
9. GREENFIELDS
10. ASSEMBLY
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2 Comments

R  

No title

あ~(しみじみ) いい話だなぁ。。
素敵な関係ですね。
糸井さんとお二人のつながりも
なんだろう、家族みたいな温かさがありますよね。素敵な大人になろう!

2011/09/10 (Sat) 03:11 | EDIT | REPLY |   

峰レア  

No title

>Rさん
う~ん…!むしろビミョーな関係かも…!(笑)
糸井さんとは家族ぐるみの付き合いなんでしょうね。
あのマッタリ感がいいですね。

2011/09/14 (Wed) 21:01 | EDIT | REPLY |   

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