和製ソウルの黄金郷



当ショップが原点回帰していることもあり、ここでも少しだけ自分の素顔を形成する原点に触れようか・・・、いや、触れない方が身のためか・・・と苦悶しつつ、一応さらっと触れておこうと思います。



私がこよなく愛する70's SOUL・・・。「70's」というと、日本では昭和45年からの10年間に当たるわけですが、当時の日本には珠玉の名曲が眩く輝く黄金郷の時代がありました。

その最たる象徴が、昭和47年(1972年)に一世を風靡した「ちあきなおみ」の「喝采」ではないかと、個人的に感じている次第です。



誰にでも、原体験のようなものがありますが、私にとって後々SOUL MUSICへ傾いていく予兆が現れていたのも、ほぼ間違いなく、この時代です。

昭和47年当時3歳だった私は、幼心にも「喝采」の遣る瀬無いメロディーと、彼女の魂から搾り出すような熱唱に感動していたのを記憶しています。

私にとって、永遠の「和製"LADY SOUL"」は、間違いなく「ちあきなおみ」なのです。



ここからは余談(いや…本題か!?)ですが、大人の酒の席に巻き込まれ、当時(昭和40年代後半)のヒット曲をリアルタイムで唄っていた幼い私にとって、何よりもソウルフルな原点がもう一つあります。

それは、「ぴんからトリオ~女の道」・・・。(EP盤を所有しておりますが、あえて自粛…)



当時の私の幼き歌声をカセットテープに録音されてしまっているほどの大ヒット曲。

あの「ノブ&フッキー」による、鬼をも笑わす勢いの物真似で知る人も多いことでしょう。

いまだに、「宮史郎」…と聴くと、耳が勝手に反応してしまう悲しきサガ…(笑)



ともあれ、本場フィリーのソウルグループ「マンハッタンズ」のPVの中に、不思議な懐かしさを感じる所以が、この様な個人的ルーツにあるのではなかろうか…と自己分析しております。





我が音楽的自伝に煌々と君臨するソウルの原点が、これらの和製ソウル・・・。

ヒット曲…という以前に真にソウルフル。魂を震わすほどのテンションが込められた音楽を幼少期から聴けたことを誉に思うと同時に、本能のままに受け留める幼少期が正に70年代だったことに、不思議な定めを勝手に感じている次第です。



因みに、その後の私はと言えば、10歳という多感な時期に、Yellow Magic Orchestraのワールドツアー(1980年)をTVで拝観。以来、自宅には細野晴臣をはじめ日本の錚々たるアーティストのLPが揃っていたという怒涛の10代に至ります。

いやはや、音楽的背景というのは深いものです・・・。


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AUTHOR:モンスターゼロEMAIL:URL:IP:219.106.251.41DATE:11/06/2006 14:02:03レア様のブログによもや和モノが登場するとは??!!驚きを通り越し、感動すら覚えた次第です。ちあきなおみ女史は、拙HP及びブログにも書かせていただいたほどワタシにとっても欠かすことの出来ない方です。レコ大ゲットの名曲「喝采」にはワタシ的にも想い出がございます。この曲のオンタイムはワタシ中学2年でした。この年(昭和47年)は本当にいろいろなことのあった年です。横井庄一さんがグァム島からお帰りになられたかと思えば、北の大地 北海道では札幌オリンピック開催!日の丸飛行隊にジャネット・リン!が大活躍。テーマ曲「虹と雪のバラード」でトワ・エ・モアがテレビ出ずっぱり!浅間山荘事件で実家のあった商店街中が閑散とした(皆テレビに噛り付き!)のもこの年。夏には、ミュンヘンオリンピック開催で男子バレーボールチーム優勝!!昨年デビューの小柳ルミ子・南沙織・天地真理3人娘大ブレイク!タメ年芸能人こと桜田淳子・森昌子そして山口百恵デビュー!麻丘めぐみ・山口いずみ・安西マリアもデビュー!!・・・・・・要は今につながる、スポーツやアイドルのルーツが大体この年が元年だったということですね!そんな中、勉強もせずに遊びほうけていたワタシを見かねた親に連れて行かれた学習塾の先生が鼻歌で歌っていたのが「喝采」でした。(なんと長い前置き)日本のアレサ・フランクリンと言えそうな、ちあき女史ですがこの2年後に初めて足を踏み入れたディスコなる世界がアメリカン・ソウルの入口ならば、自身無意識ながらもその先鞭をつけてくれたのが、ちあき女史そして初代リード・前野曜子さん時代のペドロ&カプリシャスなのかも・・・・・?!

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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AUTHOR:峰レアEMAIL:URL:IP:218.112.89.19DATE:11/07/2006 16:38:28さすがゼロ様!私の手の届かない処にちゃんと手を届けて下さる御器量に心から感謝申し上げます。>(なんと長い前置き)とんでもございません!ゼロ様からの長い前置きは光栄です、と同時に大歓迎です。まるで本を読ませて頂いているような小気味良さは、流石ですね。ゼロ様の執筆された本を手にしたいと、前々から思っていました。1972年。この年は私にとって何故か黄金郷なんです。この年、国内外の映画にしても音楽・文化全般にしても、この時代の空気には磁力のようなものを感じて、後々自分が無意識に吸い寄せられるもの、無性に懐かしさを感じるものは、何故かこの年に集中しています。(その代表格が「Wattstax」)日本の時代背景では、田中角栄氏が首相に任命されたのもこの年ですね…。何はともあれ、1972年当時、多感なご年齢だったゼロ様にとっては、一種の洗礼のように濃く深い時代だったのでしょうね!流れるような文章からも、その想いがビリビリ伝わります。改めて、1972年そのものが、時代の幕開け(産声)だったのでしょうか…。

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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AUTHOR:千絵EMAIL:URL:IP:219.161.223.153DATE:11/07/2006 22:08:37はじめまして。喝采、前の結婚のとき、当時の主人に「お前の鼻歌は喝采が多いなぁ」と言われたことがあります。私はまだ・・3歳くらいでしたが(・・同じ歳ですか?)妙に心に残る歌でした。考えてみれば悲しい歌なんですよねぇ。意味もわからずにいましたが。私もその頃の歌、大好きです。和製ソウル・・ではありませんが「旅愁」とか「折鶴」だとか「終着駅」だとか「酒場にて」だとか数え切れないくらいに好きな歌がいっぱい。ああ、「雨の御堂筋」とか「空港」もありましたねぇ。なつかすぃ~です。しつこいようですが、30代です。サバよんでませんです、はい。(笑またお邪魔します♪

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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AUTHOR:峰レアEMAIL:URL:IP:218.112.89.19DATE:11/08/2006 10:45:13千絵さん、はじめまして。コメントありがとうございます!同年代の御方にもお越しいただき光栄です。コメントから察するに、かなり当時の和ものに親しまれていた御方ようで嬉しい限りです。>妙に心に残る歌でした。考えてみれば悲しい歌なんですよねぇ。愛する人の死、「喪」を含んだ歌ですものね。例えば…、好きな男性とカラオケなどに行き、好きな歌だからと言って「喝采」をかけると、凄いシュチュエーションになるわけですが…(笑)それにしても…ちあきなおみさんにとって「喝采」という唄の歌詞は、あまりに深いニュアンスを含んでいたと思います…。なにはともあれ、またお越しくださいね。素敵なコメントありがとうございました。

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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AUTHOR:モンスターゼロEMAIL:URL:IP:219.106.251.41DATE:11/08/2006 13:15:19>1972年。この年は私にとって何故か黄金郷なんです。この年、国内外の映画にしても音楽・文化全般にしても、この時代の空気には磁力のようなものを感じて、後々自分が無意識に吸い寄せられるもの、無性に懐かしさを感じるものは、何故かこの年に集中しています。なんと!ワタシもこの1972年と言う年は黄金郷なのです。当時中学2年生だったワタシはお決まりのコースでギャング映画に憧れました。いわゆる実録モノです。ゴッドファーザーやバラキなどという映画にかぶれたものです。(恥)中学2年と言う多感な時期だったこともるでしょうが、1972年という年のスゴさあってのことだと思います。フィラデルフィアサウンドがブレイクしたのもこの年だったはずです。“If You Don't Know Me By Now”、“The Back Stubbers”、“Me & Mrs.Jones”……グレート!おまけに、“In The Rain”“Papa Was A Rolling Stone”とくれば…実に恐ろしき1972年!ついでと言っては語弊がありますが、ワタシにとって黄金郷と言えるであろう年は、あと2つ。1974年(昭和49年)そして、1979年(昭和54年)です。先の1972年と並び、この3つの年は恒久的に印象深い年です。やはり音楽面での要素が大きいのですが、自分にとってライフワークを見つけた年であり、生まれて初めて「目からウロコが落ちる」体験をした年でもあります。誰しもが、このようなエポックメイキング的時期(年)をお持ちだと思います。ただし人により今でもその部分に拘りを持ち、その後の人生まで決めてしまうほどのインパクトがあるか否かは別ですが……

1999/11/30 (Tue) 00:00 | EDIT | REPLY |   

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