自在

『今日は何を食べよう。』
2011年3月11日の震災は、私にごく当たり前の暮らしを体験させた。

停電しているため、夜明けとともに起きて、朝ごはんを食べさせ、
午前中は水を汲みに行き、昼ごはんを食べて、
日が暮れる前に夕餉の支度を済ませ、暗くなる前に夕飯を食べさせる。

あの生活は、電気がなくて不便だけれど、何とも言えない温もりがあった。
『ありたまえ』な、素朴な暮らしの温もり。
生活するための暮らし。
すごく原始的で、あれを必然的に経験できたのは幸いだった。

文明が閉ざされると、人々は自然に助け合う。
家族や近隣は助け合う。
遠くの人々にも助けられる。

家庭では、働ける者は働き、手伝える者は手伝い。
そうやって一日一日が過ぎていく。

『お金』が要らないなら、あの暮らしは縄文の豊かさを再現できる。
貧しいのではなく、本当の豊かさを知っている暮らし。

なのに、『復興』を勘違いしてないか?

豊かになることは、金持ちになること??

違う。。。

『文明を最小限利用する、豊かさと逞しさを取り戻すこと』。
それが、真の復興という意味のはずなのに。。

それを気づかされた筈なのに、文明依存は中毒症状をもたらすばかり。
このブログをiPhoneで書いてる私も、文明依存そのもの。

便利は、いいことではない。
不便は、悪いことではない。

便利でも不便でもなく、
自在であるのが、何よりの幸せ。
それに気づく時が来る。

震災前日のブログにも書いている、頭の中に木霊していた言霊、
『気づく時が来る』の意味が、ここに来てようやくハッキリと見えて来た今日この頃です。

2011年3月10日のブログ 『言霊』


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2 Comments

オレンジペコー  

No title

何となく贅沢に感じてしまうこと。
そして、また忘れてしまい、繰り返してしまっている現実。
だけど、お金では買うことができないモノがあることは、忘れずにいたいです。
そんな私も、iPhoneで書いていますが。。

2012/12/23 (Sun) 16:52 | EDIT | REPLY |   

峰レア  

No title

☆オレンジ・ペコーさん
時間が経つと感覚が戻ってしまうんですよね。
でも、いざという時は、こういう文明の利器が無くても意外と何とかなるのが不思議。

今年も一年、ありがとうございました。
良いお年をお迎えくださいね。

2012/12/31 (Mon) 16:31 | EDIT | REPLY |   

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